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【速報!】ドイツで始まる3Gルールについて
8月10日(火)にメルケル首相と各州首相による協議が行われ、ドイツにおける新型コロナウイルス感染者数は、この数週間で再び増加傾向にあり、感染を引き続き押さえ込むためには、ワクチン接種が極めて重要であるとして、新たな措置を発表されました。
ドイツ連邦政府のプレスリリース
https://www.bundesregierung.de/breg-de/aktuelles/bund-laender-beratung-1949504
https://www.bundesregierung.de/breg-de/aktuelles/bund-laender-beratung-corona-1949606
3Gルールの導入
まず、ワクチン接種者などを「3G」と定義します。3Gとは以下のものを指します。
- ワクチン接種者(geimpfte)
- 感染からの快復者(genesene)
- コロナ検査実施者(getestete)
病院や介護施設等、レストランの屋内、屋内でのイベントや祝い事、身体的接触を伴う各種サービスの利用、屋内でのスポーツ、宿泊にあたっては、ワクチン接種者、感染からの快復者またはコロナ検査実施者(3G)のみの立ち入りが可能となります。(6歳以上が対象)
コロナ検査については、24時間以内に実施した抗原検査(Antigen-Schnelltest)、または48時間以内に実施したPCR検査が有効です。
なお、「7日間指数」が35を下回る市郡では、各連邦州はこの3Gルールを撤廃または部分的に廃止することができるそうです。
無料のコロナ検査の廃止
これまで実施してきた全ての市民に対する無料のコロナ検査(Corona-Buergertest)は2021年10月10日をもって終了されることが合意されました。
ただし、例外措置として以下の対象となる方は引き続き無料で検査を受けられます。
- ワクチン接種が不可能な者
- ワクチン接種が一般的に推奨されていない者(特に妊婦、子供や18歳未満の未成年者)
ワクチン接種完了者及び快復者に対する検疫義務の免除
ワクチン接種完了者及び感染からの快復して6か月後に追加接種を受けた者は、連邦政府や各州政府が規定するコロナ検査義務、隔離義務が免除されるようになります。
また、ワクチン接種完了者及び感染から快復者はハイリスク地域からのドイツ帰国にあたっての隔離義務も免除されます。
その他(AHA + Lルール)
AHA + Lルールは引き続き有効です。AHA + Lルールとは以下の事項を指します。
- 対人間隔の確保(Abstand halten)
- 手指の衛生措置(Haendehygiene beachten)
- 屋内におけるマスクの着用(Alltagsmasken tragen in Innenraeumen)
- 定期的な換気(Lueften in Innenraeumen)
まとめ
今回の合意内容を見ると、ワクチン接種の促進とそのインセンティブを与えるような内容となっています。まとめると以下の通りです。
- 3G(ワクチン接種者、快復者、陰性証明保持者)のみ屋内活動、集会、レストラン内での飲食などが認められる。
- 無料のコロナ検査は廃止
- ワクチン接種者、快復者に対する検疫義務の免除
- AHA + Lルール(マスク着用など)は引き続き有効
ドイツへの入国情報はこちら
【速報!】ドイツにおける入国規制最新情報(全てのドイツ入国者に対する「陰性証明書」等の提示義務等) | 海外生活情報ブログ (jotsu.blog)
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